【お知らせ】レポート
2017.08.29

丸の内キッズジャンボリー2017に出展しました

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丸の内キッズジャンボリーに本年も出展しました。このイベントは「⼦どもたちへ未来の夢を育む驚き・感動を届ける参加体験型イベントとして毎年開催されているイベントで、昨年から当法人も出展しています。兵営29年8月15日~17日に開催され、延べ11万人が来場しました。3日間とおしのプログラムが多い中、15日は「江戸風鈴の絵付けの技を学ぶ」、16日は「ラジコンのスペシャリストの技を体験」、17日は「伝統工芸「水引」に触れる」と毎日プログラムを変えて実施しました。参加した子どもたちは、それぞれの講師の方から直接、技術を教わり、技に触れ、モノづくりのついて学びを深めました。

1日目 8月15日(火)

■涼を感じる匠の技 江戸風鈴の絵付けを体験

江戸風鈴を作る工房は、日本に2件しかなく、そのうちの1件江戸風鈴工房「篠原まるよし風鈴」から代表の篠原正義様を講師として迎えました。

まずは、クイズで風鈴について学びます。いい音がなるのはなぜ?

という問いには「いい音が鳴るのは、1つ1つ手作りだから。1つとして同じ音色のものはないから」
と、職人さんが答えます。その答えには会場にいる大人も深くうなずき、手作りの奥深さを再確認しました。

続いて、職人さんによる絵付けのお手本。風鈴の内側に花、とんぼ、花火、金魚などをそのいわれを解説しながらスラスラ描いていきます。絵付けをしながら職人さんから「下手でもいいので、気持ちを込めて描いてください。優しい気持ちで描くと優しい音がなります。物づくりは、気持ちを込めて作るということです。下手でもいいので一生懸命描いてください。」とモノを作るうえで一番大切な心構えを聞きました。

いよいよ、絵付けがスタート。何を描こうか迷っている子、来る前からデザインを決めて来た子、見本をもって来た子など、まずは紙に下絵の練習です。

下絵を何度も練習していざ描きはじめると風鈴の球体の内側に描く作業は難しくみんな苦戦していました。先生に教わりながら世界に1つだけの風鈴を気持ちを込めて仕上げていきました。

最後に、短冊をつけて完成。その音色に耳を傾けます。職人さんのモノづくりの一番大切な心構えが伝わった瞬間です。

2日目 8月16日(水)

■ラジコンにふれ、走らせるスペシャリストの技を体験

講師には、昨年のキッズジャンボリーに続き世界的に有名なラジコン制作メーカー株式会社ヨコモから18年連続世界チャンピオンのヨコモの広坂様、ドリフト世界チャンピオンの川上様を迎え、子どもたちの気持ちはワクワク・ドキドキです。

講師紹介の際に広坂さんが世界チャンピオンの技を披露。はじめて見るチャンピオンの技に子どもたちからは歓声があがりました。

クイズでは、広坂さんが世界チャンピオンになるために実際に行った練習方法が「目をつぶったままで練習をする」だったということを知った子どもたちからは「本当?!」「すごーい!!」など驚きの声があがりました。

そして、いよいよラジコンの組み立て。4人1組で1台のラジコンを組み立てます。誰がどの部分を作るのか話し合って決め、お互い助け合いながら完成させました。

自分たちで完成させたラジコンを使ってのレース。レースで優勝した子は、チャンピオン広坂さんに挑戦です。

チャンピオンとのレースでは、広坂さんはラジコンを使いボールをドリブルするというハンデ有の状態で子どもとレースを行いましたが、そこはチャンピオン、巧みな操縦技術で自分の体のように車を動かしていきます。しかし、最後まで残った子も負けてはいません。うまく周回を重ねていき、最後に勝ったのは子どもでした!

レースの後、世界トップクラスの技術を持つ広坂さんから子どもたちへ「18年連続チャンピオンになったのは人よりもたくさん一生懸命練習したから。みんなも何か一生懸命になれることを見つけてください」という言葉が送られました。

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